
幅広い経験が、不動産鑑定士としての強みになる。
私は入社前に宅建士資格を取得し、入社後は国家資格である不動産鑑定士を取得しました。仕事では北海道から沖縄まで日本全国のオフィスや商業施設、レジデンスなどの様々な建物を扱い、しかも小さなビルから都心の一千億クラスのビルまであらゆる規模の不動産を評価します。知れば知るほど面白く、決して飽きることはありません。しかも、特に東洋不動産では幅広い経験をさせてもらえます。たとえば、投資銀行に出向したことがあるのですが、CRE戦略(不動産を切り口とした企業価値向上戦略)やM&Aにかかる保有不動産のバリュエーション業務なども経験しました。自分の評価した何十億・何百億の不動産が市場でスピーディに取引され、ビジネスの手応えは抜群。リアルな不動産価値の相場観も身に付けることができました。
そのようにあらゆる経験のなかで培ってきた自分ならではの強みは仕事で大いに活かされています。不動産鑑定は、“値段がないものに、値段をつける”仕事。もちろん、根拠は必要でルールもありますが、収益性や費用性、市場性のどの角度から、どんなシナリオを想定し、金額として表現するか不動産鑑定士次第です。例えば渋谷の再開発に関して将来価値をシミュレーションするという本来のフィールドを越えた案件にも取り組んでいますが、深めるほどに広がる不動産鑑定の世界を日々楽しんでいます。