INTERVIEW #06不動産鑑定の世界は、
幅が広く奥深さがある。

本社鑑定部 上席部長代理〈不動産鑑定士〉
山野祐樹Yuki Yamano


2008年入社
明治学院大学 文学部 芸術学科

不動産鑑定士の仕事

国家資格『不動産鑑定士』の有資格者として、不動産の鑑定評価業務を担当。具体的には現地・行政の調査業務や鑑定評価報告書の作成・納品を一貫して行っています。クライアントは一般企業や金融機関、弁護士、個人の富裕層など様々です。M&Aに伴う株価算定のための保有不動産評価、不動産売買における適正な時価の把握、担保評価、投資採算価値の検証のための評価、立退料の算定などあらゆる案件を扱います。

幅広い経験が、不動産鑑定士としての強みになる。

私は入社前に宅建士資格を取得し、入社後は国家資格である不動産鑑定士を取得しました。仕事では北海道から沖縄まで日本全国のオフィスや商業施設、レジデンスなどの様々な建物を扱い、しかも小さなビルから都心の一千億クラスのビルまであらゆる規模の不動産を評価します。知れば知るほど面白く、決して飽きることはありません。しかも、特に東洋不動産では幅広い経験をさせてもらえます。たとえば、投資銀行に出向したことがあるのですが、CRE戦略(不動産を切り口とした企業価値向上戦略)やM&Aにかかる保有不動産のバリュエーション業務なども経験しました。自分の評価した何十億・何百億の不動産が市場でスピーディに取引され、ビジネスの手応えは抜群。リアルな不動産価値の相場観も身に付けることができました。

そのようにあらゆる経験のなかで培ってきた自分ならではの強みは仕事で大いに活かされています。不動産鑑定は、“値段がないものに、値段をつける”仕事。もちろん、根拠は必要でルールもありますが、収益性や費用性、市場性のどの角度から、どんなシナリオを想定し、金額として表現するか不動産鑑定士次第です。例えば渋谷の再開発に関して将来価値をシミュレーションするという本来のフィールドを越えた案件にも取り組んでいますが、深めるほどに広がる不動産鑑定の世界を日々楽しんでいます。

仕事の魅力

扱う案件のなかには、誰もが知るようなランドマーク的なビルや人気の商業施設もあります。街で自分が関わった不動産を見かけることもあり、人々の生活に欠かせない仕事をしていることを実感できますね。

あとは、やはり不動産鑑定の奥深さです。近年、不動産業界でもテクノロジー化が進んでいて、「不動産テック」として注目されています。きっと将来、AI(人工知能)活用した不動産評価が一般的になっていくでしょう。そのような変化を脅威ととらえるのではなく、自らの市場価値を上げる機会にしていくことが大切。私は不動産鑑定士の資格を取得した後の2012年頃から、データサイエンスに詳しくなろうと機械学習やプログラミングを勉強しているところです。東洋不動産には任せられる環境があるので、業界に一石を投じる新しい試みを今後していきたいと思います。

INTERVIEW01

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不動産投資

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不動産鑑定