入社のきっかけ
就活時は、自分に何が向いているのか、正直自信がありませんでした。自分の向き・不向きをふるいに掛けるためにも、いろいろな会社を見て回りました。そんな中、ある不動産会社の説明会で「土地、ビル、マンションなど、外に出て目に見えるもの全てが不動産」という話を聞いたときに、不動産に大きな可能性を感じて、不動産業界に興味を持ちました。その後、偶然にも東洋不動産を知り、事業用不動産の取引額や規模の大きさに魅力を感じて、選考を受けました。
営業職の方々との面接が大半で、業務のことや大変なことなど具体的な話を聞くことができました。面接を受ける度に、仕事内容はもちろんのこと、「こういう人たちと働きたい」という思いが強くなり、入社を決めました。
入社後も、大学を卒業したばかりの私にとっては、先輩方の仕事のスイッチの入れ方とか、いろいろなことが勉強になりました。
教わる側から教える側へ
5年目あたりから、新入社員のOJT指導員として教える機会が増えました。最初は戸惑うことも多く、私のOJT指導員だった先輩にたくさん相談しました。「ありのままの自分の営業スタイルを見せてあげたらどう?」というアドバイスをきっかけに、難しいことを考えずに、とにかく普段の営業を見てもらおうと思うようになりました。もちろん、見てもらって終わりではなく、「なぜ、あのような提案をしたのか?」ということを自分の復習も兼ねて共有するようにしました。
見てもらったことをどのように捉えるかは本人次第ですので、いいと思った部分は取り入れてもらえればいいですし、「もっとこうした方が良い」という部分は自分なりにアレンジして活用してもらえればいいと思っています。
嬉しかったエピソード
以前お取引したお客さまから1本の電話が入り、「不動産売却の窓口をやってほしい」と依頼を受けました。正直、プレッシャーもありましたし、難しい局面もありましたが、無事にお客さまが納得いただける金額で売却できました。個人的にはもっと高い金額で売却できると思っていたので、感謝の気持ちを伝えた上で、「想定よりも高く売れなくてすみません」と謝りました。すると、お客さまから「謝るな」とお叱りを頂きまして、「これは児玉くんに任せた仕事だから、最後までやりきったことに胸を張っていいよ」「これからもよろしくね」という言葉をかけていただき、胸が熱くなりました。
この事例のように、お客さまが困っているときに、私の名前が思い浮かび、「電話をかけてみよう」と思ってもらえる人で在りたいです。不動産取引にはメリットもあれば、デメリットもあります。プロとして総合的に評価し、お客さまのよりよい決断をサポートできるように、これからも自分を高め続けていきたいと思います。
向いている人・向いていない人
この仕事をする上では、いろいろなことに興味を持てるかどうかが大事だと思います。不動産取引ひとつを取っても、金融や法律の知識が必要になります。また、さまざまな業界・業種のお客さまに携わりますので、その分野への興味も大事です。
決して全てを理解する必要はありません。でも、無理矢理に取り入れた知識と、興味を持って取り入れた知識とでは、身につき方が違います。仕事が楽しいと思った上で、いろいろな知識を吸収した方が成長スピードも早いです。当社には、そのタイプの先輩が多いと思います。